■那珂川だより
2012.05.16
タイトル/心を豊かにする光
ひんやりした朝は未だにフリースを着込んでウロウロしている。去年はこんな時期まで寒かっただろうか?雨が続いた山は残る湿気に包まれてデッキは黄色に包む大樹の花ガラで毎日掃き掃除が日課になっている。窓の外には久しぶりにヤマガラも訪れている。上手に鳴く様になったウグイスも今年はうんと近くまで来ている。次に咲き出したのはジャスミン。星の形の花が斜面を駆け上り 豊香を漂わせ始めている。紫陽花も雨の中、日に日に蕾を大きくしている。
先日納めたY田邸に次の窓の採寸の為お邪魔した。1時過ぎから3時過ぎまで斜陽を見ながら 彼女を楽しませている光を確認した。Rの壁に映り込んだ光が移動していく
私の仕事はその場所にステンドグラスを納めて一旦終了なのだが 住んでいる人達は陽光と窓が創り出す反映を発見するのだ。計算どおりといいたいところだが 思惑を越える方が多い。そのreflectionが心を一層豊かにするんだなあ。心して記憶に留めよう。
そして 私も出来上がったカラリリィのランプを窓の傍に置いて楽しんでいる。
NHKカルチャーの生徒のM武さん(70歳後半男性)も自分の創ったランプを眺めつつ一杯やるのが至福の時だと話していた。
テーブルランプ
連休前に納めた中津市のマリアガーデン(企業内保育園)のもうひとつの窓も子供たちに夢を与えているといいなあ。 2012.May16th
2012.05.16