■那珂川だより
2013.01.16
タイトル/投じられた一石から始まるコト
一昨年より制作している「蝶」のシリーズの「いつか蝶が舞飛ぶ日」の lighting objectを見てくれた亀山 みゆき氏から「有機光EL」という言葉を聴いた。TVスクリーンなどの革新で単語は耳にしたことがあったが 灯りの一つの表現として頭に残った。それからすぐにテクノブレイズの西川氏と出会い、別件の建築の仕事でK教授。それからは流れるようなご縁でラインが繋がり 安達千波矢氏を代表とする研究組織の九州大学「分子デバイスリーディングセミナー」で講演をする事になった。
27年の仕事を整理して時系列に添って振り返る。やってきた事とやるべき事を再確認する。
「最先端有機光エレクトロニクス研究」。専門の事はまだまだ理解にはほど遠いが 出会う方々の研究に対する真摯な姿勢と傾ける情熱を強く感じている。同時に環境に悪い影響を及ぼすものはNO!なんだとクリアに回答下さったT教授の言葉は「美」との狭間で使用する材料にある種妥協を続けている自分のアートにも考える好機を与えてくださった。化学する人もものつくり人、心根は同じで深く穏やかでありました。 有機光での作品を楽しみに。
稲盛財団記念館の宮田 亮平氏の「シュプリンゲン」にも触れて充足感いっぱいの一日だった。
2013.Jan.16th
2013.01.16