■那珂川だより
2012.12.15
タイトル/降り注ぐもの。
ここ数日は温んだ空気が澱んでいて ベッドから抜けるのもさほどの決意が要らない。前庭はすっかり葉も落ちて冬木立になり 少し殺風景になってきた。この景色も嫌いではないがこの景色があるから 新芽が芽吹く頃が待ち遠しく楽しみなんだ。
13日に保育園のトップライトの施工が無事に終了した。光量を心配していたが 冬の日でも優しい光が降り注ぐ 階段の途中の「陽だまり」に変わった。2偕登りきった場所から水平に見ると パネルは見えず降り注ぐ色彩が白壁に映る。子供達が好奇心いっぱいの瞳で見上げてくれることを楽しみにそして園長先生の想いと作り手の楽しい心がきっと伝わるように。
散歩の途中には「蕗の花」が咲き始めた。ここに工房を構えて17年が経った。先日訪れたお客様から「デザインのモチーフが山野草が多くて優しい」といわれた。以前は花は買うものだったが 今は手折って来るものになっている。庭の花、道ばたの花や樹々とささやかに飾る材には困らない。凛と咲く蕗の花もカラスウリの花の夕闇の中の幽玄な白も大好きだ。 パネルの中の黄色い花が朝日のなかで一瞬輝きを見せた。
2012.Dec.15th
お決まりの二人の図は
ベッタリ!
2012.12.15