■那珂川だより
2015.05.16
タイトル/薫風渡る
南畑は起こした田に水が入れられて渡る風にさざ波が立って美しい。早苗が植えられ少しずつ伸びていき蒼い水面に夕陽が当たってオレンジ色に染まる時がまた美しいんだ。
毎日出たり入ったりの日々で仕込みが続いている。制作まで繋げる工程には打ち合わせはかかせないもの。見送るラウシの切ない顔が残る。留守だとしょんぼりで帰るとテンション上がってるらしい。シンプルなヤツです。
阿蘇で驚きの出会いがあった。
お昼に入ったお蕎麦やさんで記憶のなかの顔に遭遇した。「奈良裕二さん」(音霊アーティスト)がそこにいらした。屋久島の友人の話で距離が縮まって 近々のライブの情報などお聴きした。ガイヤシィンフォニーのロジャー・ペイン博士の吹き替えをされていた山川氏も一緒で 和やかな時間が過ぎた。しばらく鳥肌が収まらなかった。
20年程前、長屋和哉氏の「うつほ」を聴いてからからこの種の音楽が気になる。ヨガを始めてリンやチンシャの音スイングボールの共鳴音に張りつめた心や身体が溶かされる。
急に決まった阿蘇行はやはり必然だったのでしょう。
道程の山にはレースフラワーやウツギやスイカズラ、白い花が今を盛り。
2015. May 16th
2015.05.16