2013.10.27

タイトル/継続

天神Biviの「オクト」での展示会も3日目になる早朝。連日の出会いの興奮で眠りが浅い。
寝床で色々と考えを巡らしていたが　「そうだ　ブログを書こう！」と起き出した。

20年ほどクラフトを扱って下さっている長崎の商社のトップの方々が今日（もう昨日だ）来てくださった。商いを始める時に当時の店長と工房でお会いして、取引が始まって数年に一度店舗の方にお邪魔するかどうかくらいで定期的にfax発注、荷送という仕事を続けている。

作品群を興味深く高覧いただき　今後の展開へとお話が進んだ。ギャラリーでの個展開催や新たな作品の展示の要望などクラフトの域を超えての展示の企画など前向きな申し出ばかり。見送りをした後　なんだか感動している自分を発見している。

吹けば飛ぶような小さな工房を経営して28年、その中にも様々な危機がある。自分がした事や時代や要因はその時そのときで色々だが　「ステンドグラス」に対する熱い想いは始めた頃と変わっていない、というかますます強くなっている。人の心にこんなに厳しい時代、アート（音楽も含めて）がやっぱり安らぎと慈しみを与えるものだと信じている。

今は訳在って制作を中断している生徒たちの心の奥深い悲しみが自分が作ったランプでどれだけ癒されているか独白された。「やっぱりステンドグラスが好きなんだわ」の言葉に共感する。きっとその光が少しずつでも傷を癒してくれてるんだ。

「海賊と呼ばれた男」百田尚樹（講談社）を読んでいる。この時期にこの本に出合って自らの原点を思い起こし関わって来た人への愛を感じ、たくさんの勇気と熱意をいただいている。運命の一冊（上下）になるのだろう。この本に出合わせてくれたS氏に感謝するとともに、同じ時代を生きて鐵造の教示を受けた話を聴きたいと思っている。

出かける時に見つけた「蕗の花」5年目の檸檬は収穫率が上がっている。柚子の方はもう大変！

最近出かけてばっかりなので　帰宅してもなんかよそよそしいワンコs
ストライキ中ですか(~_~;)

2013.Oct.27th

2013.10.27