■那珂川だより
2012.07.18
タイトル/直射日光考察
「梅雨明け」とは告げられていないが 今日の暑さと陽射しの強烈さでたぶんもう梅雨明けなんだと思っている。
風の道を探して 家の中の窓を開けて回る。ここから入ってこう抜ける。なるべく冷房のお世話にならないように 出来る事からやってみる。
たまたま見ていた番組で蘇州の拙政園が紹介されていた。中国4大庭園の一つと言われ、官界に失望した御史 王献臣が故郷に戻り建造した庭園とその中の建物。その中でブルーのガラスを使った窓というか アイアンの飾り窓のようなものに目を魅かれた。
青いガラスが強い直射日光を和らげる様に配したようだ。 ステンドグラスというと一般的には宗教を表したものだったり そのreflectionが威光として 人々の心に神の存在を訴えるという、そういうものだと認知しているが 昔からもうひとつの使い方があったということ。
最近、温暖化やエネルギ−資源の問題、eco意識で 今ある窓の相談を受ける事が多くなってきた。先日取り付けたIクリニックの窓も今進行している住宅の大きな窓も住環境が変化してプライベートを守るということも勿論のことプラス室内の冷暖房の効率を上げる為の遮光としてのステンドグラスを提案する機会を多くえている。 太陽の光は当然ありがたい。が そこから差し込む光さえ 刻々と変わる光の色までも楽しめたら 暑い暑いこれからの夏の陽射しも楽しめる気持ちになるんじゃないかと
開け放った窓から蝶やトンボが舞い込んできて しばし涼んで出て行く。スタッフと虫網買っておかなくちゃね〜と話している。(開放の為です。むろん)
この蝶は「いつか蝶が舞飛ぶ日 for Fukushima」祈念の作品。
2012.July 18th
2012.07.18